驚くほど簡単ロリポップ!の「WordPress簡単引っ越し」を使ったサーバー乗り換え

体験談
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今までXREAというレンタルサーバー使っていたが、速度に不満があり、ロリポップ!のレンタルサーバーに乗り換えた。

現在、このブログもロリポップ!のサーバー上で動いている。

前々からサーバーの乗り換えを考えていたが、なかなか面倒そうで腰が上がらなかった。

サーバーの契約更新まで残り3ヶ月。

ロリポップ!のサービスのひとつ「WordPress簡単引っ越し」を試しに使ってみた。

名前の通り驚くほど簡単であったのでその顛末を紹介する。

WordPressの引っ越し自体は簡単であったが、何をどの順番で行えばよいか戸惑った部分もあったので、その手順も合わせて紹介する。

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引越し前の環境

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サーバー XREA Plus

ブログシステム WordPress 5.5.3

PHP 7.4

独自ドメイン使用(サブドメインも使用)

SSL使用

運営サイト数 4サイト

そもそもなんでサーバーを引っ越すの?

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今まで長いことXREAのレンタルサーバーを使っていた。

ここ最近、ページが表示されるまでなんだか待たされることが多くなってきた。

ひどい時にはサーバーエラーとなってしまうこともあった。

レンタルサーバーは住まいに例えればマンションのようなもので、大勢のユーザーが同じサーバーに同居している。

同居している他のユーザーにアクセスが集中したりすると、サーバー全体が遅くなってしまうこともある。

ページの表示速度は重要で、Googleはページの評価のひとつにしている。

ページの表示速度が遅いと、検索結果の順位も下げられてしまうそうな。

ということで、サーバーの乗り換えの検討を始めた。

どこのサーバーにするか

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そこで問題になってくるのはどのサーバーに乗り換えるか。

レンタルサーバーのようなサービスを選ぶときは、なるべく定番を選ぶようにしている。

なぜならレンタルサーバーを使いこなすには、何をするにも情報が必要になるからだ。

ユーザーの多い定番のサービスを選んでおけば、トラブルがあってもちょっと調べればすぐに解決方法が見つかるからだ。

レンタルサーバーのメジャーなところは

  • エックスサーバー
  • さくらインターネット
  • ロリポップ!

個人利用ではこの辺が定番だろうか。

この3社であればユーザーも多く、トラブルがあっても困ることはなさそうだ。

今回は速度に不満があってサーバーを変えるので、なるべく早いサーバーを選びたいところ。

あとは値段との折り合いである。

いろいろと見て回った結果、ロリポップ!のハイスピードプランを申し込むことにした。

理由としては、その名の通り、速さを売りにしている点。

LiteSpeedという最新のサーバーソフトを使い、WordPressの動作速度の最適化を図っている。

ロリポップハイスピードプラン
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3年の契約で月額単価が500円となる。

価格的にもまずまずである。

今回は手始めに1年(月額750円)で申し込んでみた。

実際、サーバーを乗り換えてからは、待たされることもなくなり、エラーが出ることもなく安定して動作している。

さらに、ロリポップ!のサポートページには

「30秒悩んだらご相談ください。専門スタッフが全力でサポートします。」とある。

これはとても心強い。

ハイスピードプランの詳細はこちら

まずはお試し期間で「WordPress簡単引っ越し」を試してみた

10日間のお試し期間があるとのことなので、とりあえず申し込んで使ってみた。

サーバーの移転は初めての試みなので、WordPressの移転方法の手順を調べ上げた上で移転作業に臨んだ。

が、結論から言うとまったくそんな知識は必要なかった。

「WordPress簡単引っ越し」という機能が使えたのでWordPressの管理者IDとパスワードの入力をするだけで自動的にシステムがやってくれた。

あとはドメインの設定、SSLの設定、ネームサーバーの設定を行うだけである。

ロリポッププラン一覧
ロリポッププラン一覧
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簡単引っ越しプラン
簡単引っ越しが使えるプラン

「WordPress簡単引っ越し」が使えるのはライトプラン以上となっている。

サーバーの引っ越しの手順

サーバーの引っ越しをするにあたって、一番悩ましかったのは、どの順番で作業を行うか。

実際に行った結果、次の順番で問題ないようだ。

  1. 独自ドメインの設定
  2. サブドメインの設定
  3. WordPress簡単引っ越し実行
  4. ネームサーバーの書き換え
  5. SSLの設定
  6. WordPressをhttpsに設定

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お試しで使える10日間に済ませて正常に動くことを確認しておきたい。

ちなみに、引っ越しをしても、元のサイトがなくなることはない。

1.独自ドメインの設定

独自ドメインを使っている場合には、まずその設定から始める。

ロリポップ!のお試しの申込みで取得したIDとパスワードでサーバーの管理画面にログインする。

独自ドメイン設定

「サーバーの管理・設定」>「独自ドメイン設定」

で独自ドメインの設定画面に入る。

独自ドメイン設定ボタン
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「独自ドメイン設定」ボタンをクリック

独自ドメイン設定

今回は既に独自ドメインを持っているので、ステップ2.独自ドメインをロリポップ!に設定する、から行った。

もし、独自ドメインを持っていないようであればムームードメインで新たに取得してもいいし、条件を満たしていれば、「ドメインずっと無料」のサービスをおこなっているので活用してもいい。

「設定する独自独自ドメイン」に自分の独自ドメインを入力。

「公開(アップロード)フォルダ」は公開されるWordPressなどをしまっておくフォルダの名前となる。

複数のドメインを設定する場合に備えて”home”と入力した。

2.サブドメインの設定

このブログのように、サブドメインを使って複数のブログを立ち上げている場合は、サブドメインの設定を行う。

サブドメインを使っていない場合はこの項目を飛ばしてかまわない。

サブドメインを設定する。

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サブドメインの設定

「サーバーの管理・設定」>「サブドメイン設定」

サブドメイン設定画面
サブドメイン入力例

“yama”の部分がサブドメインにあたる。

ドメイン “minorigumi.com” の頭にサブドメインを付けることで、1つのドメインで複数のブログを立ち上げることが可能になる。

「公開(アップロード)フォルダ」にはサブドメインと同じにしておくと、どのサブドメインがどのフォルダを使っているのかわかりやすくなる。

3.WordPress簡単引っ越し実行

まず、「WordPress簡単引越し」が使える条件を確認する。

  1. ご契約のアカウントにおいてデータベース作成上限に達していないこと
  2. 引っ越し元サイトで使用しているWordPressのバージョンが 4.0 〜 5.2 であること
  3. 引っ越し元サイトで使用しているPHPのバージョンが 5.3 以上であること
  4. 引っ越し元サイトが次の条件にあてはまる場合、利用することができません
    • WordPressでマルチサイト機能を使用している場合
    • データベースの容量が1GBを超えている場合
    • WordPress.comで運用されている場合
    • PHPからファイルを圧縮するツールが利用できない場合

引越し元のサイトが1GBを超えるような大規模サイトでもないかぎり、普通に使っていればこの条件に引っかかることはまずないだろう。

ちなみに、

「2.引っ越し元サイトで使用しているWordPressのバージョンが 4.0 〜 5.2 であること」

とあるが、サポートに確認したところ、現在の最新版5.6でも大丈夫とのことなので、新しい分にはあまり気にしなくてもよいようだ。

それでは、「WordPress簡単引っ越し」を実行する

WordPress簡単引っ越し

「サイト作成ツール」>「WordPress簡単引っ越し」

WordPress簡単引っ越し設定画面

「引越し元URL」 現在稼働中のサイトのURLを入れる

「引越し元WordPressのユーザー名」 管理者のユーザー名を入れる

「WordPressのパスワード」 そのままパスワードを入れる

引越し先(ロリポップ!)側の設定

引越し先のURLは「▼」をクリックすることで、先程設定したドメイン(サブドメイン)が選べるようになっている。

「/」の右側のボックスは、サブドメインを使わずにディレクトリ構成で複数サイトを立ち上げている場合に使用するが、ここでは無視する。

「インストール先のディレクトリに同じ名前のファイルがある場合は上書きされます。」

に対して「同意する」をチェックし、「引っ越しを開始する」をクリック。

引っ越しを開始するボタンをクリック。

あとは自動的に処理が行われるのを見守るだけである。

数分で完了した。

4.ネームサーバーの書き換え

ネームサーバーとはネット案内人のような役割をするサーバーである。

URLをクリックしたときに、どのコンピュータにアクセスさせるかをネームサーバーに書かれている。

例えば、このブログの場合

https://yama.minorigumi.com/をクリックしたときに、当初はXREAサーバーにアクセスするように設定されていた。

引っ越しをするにあたって、ネームサーバーの内容を書き換えてロリポップ!のサーバーにアクセスさせるように書き換える。

ネームサーバーを書き換えることで、初めてお客さんが新サーバーにやってくるようになる。

ネームサーバー書き換えの方法

ネームサーバーの書き換えは、通常ドメインを取得した業者のサイトで設定する。

自分の場合は、VALUE-DOMAINという業者で取得したので、そのサイトから設定画面にログインして行う。

VALUE-DOMAINのサイトにログインする

コントロールパネルから「ドメイン」>「ドメインの設定操作(登録済みドメイン一覧)」>「ネームサーバー」ボタン

ドメインの操作
VALUE-DOMAIN ドメインの操作設定画面からネームサーバーボタンをクリック
ネームサーバーのアドレス

ネームサーバー1 UNS01.LOLIPOP.JP
ネームサーバー2 UNS02.LOLIPOP.JP

と入力する。

「保存」ボタン

この設定で、独自ドメインがロリポップ!のサーバーと紐付けられ、ロリポップサーバー流の方に流れてくるようになる。

なお、ネームサーバーを変更してから、完全に切り替わるまでには最長72時間かかると言われている。

ネームサーバーが切り替わらないと、次のSSLの設定ができない。

5.SSLの設定

サーバーとユーザーとの間の通信の暗号化を行うSSLの設定をする。

SSLの設定をすることで、ユーザーとサーバー間の通信を第三者が覗き見できなくなる。

大した情報がないサイトなので、別に覗き見されても問題ないと思うかもしれないが、SSLを設定していないとGoogleの検索順位に悪影響があると言われている。

SSLには無料版とPRO版があるが、個人情報を扱わない個人で使う分には無料版で十分だ。

SSLが設定されると、ブラウザのアドレス欄に鍵マークが付く。

ガギマークが付いたアドレス欄

この状態を目指す。

SSLの設定はロリポップ!の管理画面から行う

独自SSL証明書導入

「セキュリティ」>「独自SSL証明書導入」

独自SSLの設定

まず、独自SSL保護されていないドメインが表示される。

ちなみに、ネームサーバーの切り替えが終わっていないと、独自SSLの設定ができない。

自分の場合、すべてのサイトの設定ができるようになるまで数時間かかった。

SSL化の設定

ドメインの頭のチェックボックスをチェック。

「独自SSL(無料)を設定する」ボタンを押す。

SSL設定作業中

設定には5分ほどかかるので、5分経ったあと、再読み込み(F5キーまたは更新ボタンクリック)をすると、SSL保護有効となる。

SSL保護有効

6.WordPress を https に設定

次にWordPressをSSLで使うように設定が必要になる。

まず、WordPressの管理画面にログインする。

管理画面にログインするには、

http://サイトURL/wp-login.php

でログイン画面にアクセスできる。

WordPressログイン画面
設定>一般

ログイン後、ダッシュボードから「設定」>「一般」と進む

WordPressアドレスとサイトアドレス

「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」に

http→https に変える。

まとめ

今回サーバーの乗り換えに当たって、ロリポップ!のハイスピードプランを選んだ。

ロリポップ!の「ハイスピードプラン」はハードウェアの強化、SSDの使用、さらに新世代WEBサーバーソフトLiteSpeedを使用するなど、高速化に対して攻めの姿勢を打ち出している。

「WordPress簡単引っ越し」を使うことでサーバー乗り換えの手間を省くことができる。

コストは比較的お安く、コスパは良いと考える。

今の所特に支障はない。

これからも継続的にレポートしていこうと思う。

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